さて、世の中にはエミュレータと言うものが存在しますが
BIOS(イメージ)がないと動かないエミュレータも存在します。
そんなわけでBIOSを吸い出してみましょう。
今回は比較的ハードルの低いMSXです。
用意するもの。
MSX本体とFD一枚とFDD、そしてベクターでダウンロードできる
fMSX98内の「MAKEROM.BAS」です。
今回はMegaFlashROM SCC+ SDを使って
吸い出してみる実験もやってみたいので
仮想FD機能でやってみます。
とは言うもののやることは同じです。
仮想FDの件は無視してもらって結構です。
まず、FDをフォーマットします。
そして、fMSX98内に入っていた「MAKEROM.BAS」を
FDにコピーします。
おもむろに「run"MAKEROM.BAS"」と入力します。
そしてリターン!!
メニューが現れました。
とりあえずシステムBIOSを吸い出したいので1を選びます。
えいッ!!
しばらく待つと終わりました。
今回の場合FS-A1なのでDISK.ROMとKANJI.ROMとFMBIOS.ROMは意味ないです。
というかゴミファイルと思ってください。
でも基本的にはメインのMSX2.ROMとMSX2EXT.ROMの二つで
エミュレータとかで使えるようになります。
早速このBIOSでBlueMSXを動かそうと思いましたが
config.iniがこのようになっております。
[Slots]
0 0 0 0 84 "" ""
0 0 0 0 32 "" ""
0 0 0 4 20 "Machines\MSX2 - Panasonic FS-A1\a1bios.rom" ""
3 0 0 8 23 "" ""
3 1 0 2 20 "Machines\MSX2 - Panasonic FS-A1\a1ext.rom" ""
3 2 2 4 42 "Machines\MSX2 - Panasonic FS-A1\a1desk1.rom" ""
3 3 2 4 42 "Machines\MSX2 - Panasonic FS-A1\a1desk2.rom" ""
今回は内蔵ソフトは吸い出してないので
MSX2.ROMをa1bios.romに
MSX2EXT.ROMをa1ext.romに
名前変更をしてからマシン構成を少し変更します。
エミュレータが起動しました。
ということで終わりです。
ちなみに今回は汎用的な吸い出し方法の紹介なので
内蔵ソフトが吸い出せませんでしたが
BlueMSX用のPanasonic吸い出しツールは公式で用意されています。
それで吸い出せば内蔵ソフトもキチンと動作します。
今回はこれで終わり!
せっかくなのでBlueMSX用の吸い出しツール使ってみました。
とても簡単ですね。
この吸い出しツールを使って内蔵ソフトをBlueMSXで
起動した画面がこちらになります。